【要約&書評】サイコロジー・オブ・マネー【モーガン・ハウセル】

書評
yutomp
yutomp

こんにちは!yutompです!

今回は、金融のプロフェッショナルで元コラムニストのモーガン・ハウセルさんの書かれた『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』について紹介していきます。

[itemlink post_id=”94″]

本書は下記のような悩みを持つ方におすすめです!

  • 漠然と抱えるお金の不安をなくしたい
  • つい見栄を張ってお金を使い、月末にお金がなくなってしまう

本書では経済的成功のカギは知識より行動が重要であると書かれています。

サイコロジー・オブ・マネー=お金の心理学を学び、行動していきましょう!!

Point
  • 足るを知る
  • 自由のために貯蓄する
  • 失敗の余地を残しておく

目次

  • 第1章 おかしな人は誰もいない――あなたの経験は、世界で起こった出来事の0.00000001%にしか相当しない。しかし、あなたの考えの80%を構成している
  • 第2章 運とリスク――何事も、見かけほど良くも悪くもない
  • 第3章 決して満足できない人たち――お金持ちがとんでもないことをするとき
  • 第4章 複利の魔法――ウォーレン・バフェットの純資産の95%以上は、65歳以降に得られたもの
  • 第5章 裕福になること、裕福であり続けること――良い投資とは、一貫して失敗しないこと
  • 第6章 ロングテールの絶大な力――5割の確率で失敗しても、富は築ける
  • 第7章 自由――時間を自由に使えることこそ、お金から得られる最高の配当
  • 第8章 高級車に乗る人のパラドックス――持ち主が思うほど、誰も高級品に感心しない
  • 第9章 本当の富は見えない――裕福さの誇示は、お金を減らす一番の近道
  • 第10章 とにかくお金を貯めよう――貯蓄は自分でコントロールできる唯一のこと。それが一番重要なメリットをもたらしてくれる
  • 第11章 合理的>理性的――冷徹に理性的より、おおまかに合理的がいい
  • 第12章 サプライズ!――歴史は未来を予測する地図になりえない
  • 第13章 誤りの余地――あらゆる計画でもっとも重要なのは、計画通りに進まない可能性を想定すること
  • 第14章 人は変わる――長期計画は難しい
  • 第15章 この世に無料はない――あらゆるものには価格がある。だが、価格が表示されているとは限らない
  • 第16章 市場のゲーム――自分とは違うゲームのプレイヤーからお金のヒントを得ないように
  • 第17章 悲観主義の誘惑――楽観主義はセールストーク、悲観主義は差し伸べられた救いの手
  • 第18章 何でも信じてしまうとき――なぜストーリーは統計データよりも強力なのか
  • 第19章 本書のまとめ――あなたが学んできたこと
  • 第20章 告白――著者の「サイコロジー・オブ・マネー」

足るを知る

「裕福になること」以上に大切なのは「裕福であり続けること」です。

本書では裕福であり続けるために、下記の3つ留意すべきだと書かれています。

1.大きなリターンを得ることよりも、経済的に破綻しないことを目指す

2.あらゆるけいかくでもっとも重要なのは、計画通りに進まない可能性を踏まえて計画すること

3.未来に楽観的であれ

モーガン・ハウセル著『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット”第5章 裕福になること、裕福であり続けること――良い投資とは、一貫して失敗しないこと”より

1.大きなリターンを得ることよりも、経済的に破綻しないことを目指す

そして、投資において一番の損失は市場から退場することです。

投資においては複利の効果により長期的にお金を持つことで、資産が増えていきます。

つい、大きなリターンを求めて、全額投資に回してしまう人がいます。

その結果、病気や解雇などにより急遽お金が必要になり、投資資産を切り崩したり、投資をやめることになります。

対策として本書では目的のない「貯蓄」を持つことが重要であるとも述べられています。

2.あらゆるけいかくでもっとも重要なのは、計画通りに進まない可能性を踏まえて計画すること

優れた計画を立てるためには「誤りの余地」を踏まえることが重要です。

計画は現実がもたらす変化に応じて修正することで初めて役に立ちます。

未来というのは誰にもわからず、何が起こるかわからないものです。

そのため、幅広い状況に対処できるようにしておき、臨機応変に修正できるようにしておきましょう。

3.未来に楽観的であれ

楽観主義とは「物事がうまくいくと信じること」です。

ただ、本書ではそれでは不十分だと述べられています。

賢明な楽観主義とは「たとえ途中で不運に見舞われたとしても、長期的に見れば物事は自分が望む方向に進むと信じること」である。

投資において重要なことは時間軸を長くして黙ってじっと待つことです。

自由のために貯蓄をする

本書ではお金がもたらす最大の価値とは”自由”であると述べられています。

幸福度が高い人々に見られた一番の共通点は「人生を自分でコントロールしている」という感覚です。

貯蓄が増えるということは選択肢が増えるということです。

貯蓄がない時には嫌な仕事をやめることができずストレスを抱えたり、急な病気になった際には医療費に対する不安を抱えることになります。

しかし、貯蓄がある場合には嫌な仕事を辞めて好きな仕事に就くことができたり、急な病気になっても医療費を払うことができます。

お金を浪費するのではなく貯蓄することで、自分の人生を自分でコントロールできます。

失敗の余地を残しておく

想定外のことが起きると想定しておくことで、想定外の出来事に耐えることができます。

特に投資では自身のリスク許容度を正しく理解することが大切です。

大きい金額を投資することで複利の効果を大きくすることはできますが、

リスクを取りすぎてしまい、突然の経済ショックで大きなダメージを追うことになります。

その結果、複利の効果を得られる前に投資をやめなければいけなくなります。

病気や解雇のリスクに備えて、生活防衛資金として3か月~6か月の生活費を現金で持っておくようにしましょう。

まとめ

・経済的成功のカギは知識より行動が重要である

・足るを知ることが大事である

・自由をもたらすのは目的のない「貯蓄」である

・失敗の余地を残しておくことが重要である

最後には著者の「貯蓄」に対する考え方も書かれているため、興味がある方はぜひ本書を購入してみてください!

みなさんがお金の悩みから解放され、自由な生活を歩める手助けとなれば幸いです!

■今回紹介した本

[itemlink post_id=”94″]

読者の反応

コメント

タイトルとURLをコピーしました