【要約&書評】『「後回し」にしない技術』【イ・ミンギュ】

書評
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こんにちは、yutompです!

今回は、心理学博士であるイ・ミンギュさんの書かれた『「後回し」にしない技術』という本を紹介します。

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みなさん、下記のような経験はありませんか?

まだ余裕があるし、明日やればいいやと後回しにしてしまう

・テスト勉強をしなくてはいけないのに、部屋の掃除を始めてしまう

このような経験がある人に、ぜひ読んでほしい本です!

本書では

実行力は生まれつきの資質ではなく、学んで練習すれば誰でも開発できる、一種の技術だ。
いつまでたっても行動に移せないのは、意思の問題ではなく、まだ効果的な方法を学んでいないからだ。

イ・ミンギュ著「後回し」にしない技術成果は”前書き”より

と書かれています。

実行力は後天的に身に着けることができる技術です。
そして、その実行力は決心→実行→維持という3つの段階からなっており、成果を出すためにはこの3段階を踏む必要があります。

『「後回し」にしない技術』の要約ポイント
  • 決心:プロセスの可視化、逆行スケジュール
  • 実行:小さなことから始める、2つの締め切り
  • 維持:セルフイメージ、環境コントロール

目次

  • 第1章 決心する
    • 「成功のイメージ」に逃げ込んではならない
    • かゆくない方の足をかいていないか
    • スケジュールは逆から立てなさい
    • 「プランB」があなたを救う
    • 「ひそかな誓い」はかなわない
    • 変われないのは望んでいないからだ
  • 第2章 実行する
    • ベストタイミングは常に「いま」だ
    • 最初の1%の行動に全力を注げ
    • 「ふたつの締め切り」をつくりなさい
    • 人生は「実験」の連続だ
    • 頼んだ人だけが助けてもらえる
    • 見られていないと人は動かない
    • 大事な仕事の前に雑用をやりたくなる理由
  • 第3章 維持する
    • 人はセルフイメージ通りの人間になる
    • 人の頼みを断れないのはなぜか
    • 掃除をしたければ、家に友達を呼ぼう
    • 「効率」と「効果」の違いを知る
    • いかなるときも目標から目をそらさない
    • 雨が降るまで雨ごいをしよう
    • 教えることは学ぶこと

第1章 決心するためには

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決心するために必要な2つのことを紹介します!

プロセスの可視化

人生の成功を手にするには、目標を達成した場面をイメージする「ゴールの視覚化」よりも、目標までのルートを正しくとらえる「プロセスの視覚化」のほうが、ずっと重要なのだ。

イ・ミンギュ著「後回し」にしない技術”成果は「成功のイメージ」に逃げ込んではならない”より

逆行スケジュール

逆算スケジューリングとは未来を起点に逆算してスケジュールを立てることです。

未来の目標に向かって必要なことを整理して、逆算して計画を立てることで今すべきことが明確になります。そして、選択の幅が狭まることで今すべき作業に取り組むことができます。

反対に”現在を起点に順々に計算してスケジュールを立てること”を順行スケジューリングといいます。
現在を起点にスケジュールを立ててしまうと、今すべきことが整理されずに選択の幅が広く、ついついしなくてもいい作業をしてしまいます。

第2章 実行するためには

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実行するために必要なことを2つ紹介します!

小さなことから始める

実行するために必要なことは意欲ではなく、どんな小さなことでもいいので始めることです。作業をしていく中で、意欲がわいてきます。

2つの締め切り

作業を計画する際には”開始デッドライン””終了デッドライン”を決めましょう。

計画を立てるときにいつまでに終わらせるかという”終了デッドライン”は決めると思います。
しかし、計画通りに進まない原因は、いつまでに開始すべきかという”開始デッドライン”を決めないからです。

その結果、まだあと三日あると先延ばしにして、直前になって慌てて作業に取り組み、時間が足らないという結末になります。

第3章 維持するためには

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維持するために必要なことを2つ紹介します!

セルフイメージ

人はセルフイメージ通りの人間になります。

「私は~な人間だ」と自分で決めつけてしまうと、その通りに行動し、結果的にその通りの人間になります。

「私はダメな人間だ」と決めつけてしまうと、ダメな人間になってしまいます。そのため、なりたい自分をイメージすることが大切です。

環境コントロール

何かを実行ためには、意思の力にではなく環境をコントロールする必要があります。
目標を決めたら、それを強制的に行わなければいけない環境を作ることが大切です。

例えば、

  • 部屋の掃除をしようと思うならば、家に友達を呼んで強制的に部屋を掃除する状況を作る。
  • 貯金をしようと思うならば、給料から一定額を天引きして強制的に使えないようにする。

というものです。

まとめ

・実行力は身に着けられる技術である

・決心するためにはプロセスの可視化/逆行スケジュールが大切である

・実行するためには小さなことから始める/2つの締め切りが大切である

・維持するためにはセルフイメージ/環境コントロールが大切である

今回紹介した内容以外にも、紹介できていない部分が多いです。ためになったという方は、ぜひ手にとって読んでみてください!

そして、今すべきことを後回しにせず、目標に向かって小さな一歩を歩んでいきましょう!

■今回紹介した本

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